最近、HR(Human Resources:人事)とテクノロジー(Technology:技術)を組み合わせたHRテックという言葉をよく聞くようになりました。HRテックとは、簡潔に言えば、人事にかかわるさまざまな業務をテクノロジーによって効率化することです。
昨今は、初期費用がほとんどかからず、人数×月額数百円といった低価格のクラウド型のHRテックサービスが多数登場したことにより、HRテック導入のハードルが一気に下がりました。
つまり、従業員が数名の中小零細企業にも導入メリットが出てきたのです。これまで、紙のファイルやエクセルで管理していたものを、クラウドに置き換えることによって、業務が大幅に効率化され、生産性を高めることが可能になります。
今回は、ここ数年で大きく発展した分野の1つである『勤怠管理』について見ていきましょう。
タイムカードによる勤怠管理
僕はこれを使ってるよ!タイムカードを入れて印字してもらう瞬間の「ジジッ…」って音たまらないんだよね!
ジジッという音とともに焦げてしまえ!自分の事しか考えてないから、まだカエルなんだお前は。集計する人のことを考えろ!
ぼ、僕はいつまでもカエルだよ!ただ、確かにどうやって集計しているのか考えた事なかったや。
他人への想像力こそ優しさの源泉だぞ!
今回も一瞬でマウントを取られてしまったカエル君。タイムカードの何がそんなに大変なのでしょうか。作業工程を見てみましょう。

見た?やべえところあんだろ?タイムカードを集計して、入力して、それをまた計算&集計して、、、涙ぐましい努力をして頑張ってる人がいんだよ。
そ、そうかもしれないけど、それも立派な仕事じゃないか!
お前みたいな考えの三等兵ガエルがいるから生産性上がらないんだよ。殿様ガエルを見習えよ。
いいか?『仕事を頑張る=素晴らしい』じゃないんだよ。『素晴らしい仕事を頑張る=素晴らしい』なんだよ。
タイムカード集計だって素晴らしい仕事じゃないか!(あと殿様ガエルは偉いわけじゃなくてただの品種だぞ…!!)
タイムカード集計を頑張ってる人を否定するつもりはない。ただ、仕事には『無くてはならない仕事』と『無くても良い仕事』の2つあるんだ。
勤怠管理の発展によってタイムカード集計は『無くても良い仕事』に変わったって話をしてんだよ。このガマガエルが!察せ!
殿様ガエル >> ガマガエル という価値観。名前って怖い!
タイムカード集計を頑張っている人は素晴らしいですが、『タイムカードを集計したくてしたくて堪らない…!!』という方にお会いした事…ありませんよね?多くの方にとって『無くせるなら無くしたい仕事』なのかもしれませんね。
これからの勤怠管理(勤怠管理サービス編)

手作業で行っていた【タイムカード集計】【EXCEL入力】【計算・集計】という業務が圧縮され、素晴らしい業務効率化が図れます。さらに、手作業にはつきものである『作業ミス』が無くなるのも嬉しいところですね!
さらに、勤怠管理ミスは、信頼関係が崩れる要因にもなるので、会社・スタッフ双方にとって安心だと思います。
お金かけるにふさわしいポイント!空いた時間でゆっくりしようzzz
勤怠管理サービス一覧
良いね、良いねえ!僕も使ってみたくなってきたよ。どのサービスを使えば良いのか教えて!ねえ、早くー!
…チッ。
ええっ!? 何故舌打ち!?
勤怠管理サービス一覧を作ろうと思ったけど、サービス多いし、サービス内容も日々アップデートしてるし、面倒くさいんだよ。
正直者ー!こんな風に生きてみたいー!
面倒くさがりなウサギ君に変わって、面倒くさがりな豊田君が市場リサーチしてみました。リサーチしたところ、こんな記事を見つけました。
「ジョブカン勤怠管理」と「キングオブタイム」の2強対決
https://hatarakikata.diamond.jp/hr/best-combination/
ということで、今回はこの2つについて紹介したいと思います。と思ったのですが、引用元の記事を見てもらうのが早いじゃんと気づいたので、そうします。
従業員優先なら「ジョブカン」管理者優先なら「キングオブタイム」
どちらも優れたサービスですので、各社のニーズに合わせて2つのいずれかを選ぶと良いでしょう。どちらかというと、ユーザー(一般従業員)側の使いやすさに重きを置いているのがジョブカン勤怠管理、管理者(人事部)側の管理のしやすさに重きを置いているのがキングオブタイムではないかと感じます。どちらを優先するかもポイントです。
https://hatarakikata.diamond.jp/hr/best-combination/
という事です。ちなみに豊田の会社は『ジョブカン』を導入しています。従業員優先の方です。決して意識している訳ではないですが、悪い気はしませんね。キングオブタイムを導入している動物病院さんも知っていますが、正直従業員の負担はほぼほぼ変わらないと思いました。
備考
人事労務分野のHRテックだけでなく、Finance(会計)とTechnology(テクノロジー)の造語であるFintech(会計分野)も近年成長著しいです。有名どころはマネーフォワードとfreeeです。この2つのサービスともに、勤怠管理サービスも提供しているので、まとめて導入したい動物病院さんだと、マネーフォワードクラウド勤怠や人事労務freeeなんかも検討してみてはいかがでしょうか?
ちなみに豊田は会計サービスはfreeeを導入しています。起業当初は税理士さんの言う通りにやっていましたが、あまりの無駄作業の多さに嫌気がさしてfreeeに変更したところ、ストレスフリー(フリーは言い過ぎました!)となりました。
freeeの導入は税理士さんに嫌がられ、ジョブカンの導入は社会労務士さんに嫌がられました(当時)。当時は税理士業界、社会労務士業界にとっても導入したばかりであり、もしかしたら生産性が低かったのかもしれません。ただ、僕らは動物病院業界の生産性をいかに上げるかを考えるべきだと思っています。
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